Cat is god vol.1
預かり猫T君の話
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イリーガルな飼い猫・馴れ初め

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猫を預かることになった。
2〜3日の短期滞在ではなく、期間の目処がない長期滞在。

猫の飼い主であるNさんは、これまでは猫と一緒に戸建てに住んでいたのですが、仕事の都合でド田舎の公団住宅に住むことになってしまい、そこはペット不可物件なのだという。

当時の我が家も思いっきり団地(ペット不可)だったのですが...。
オカメインコを飼っていたからなんかもう猫もOKだろう、みたいな気持ちになったのかな...。
ペット不可物件からこぼれ落ちて、ペット不可物件に預けられた猫のT君。
同居前からちょくちょく我が家に(Nさんに連れられて)遊びに来ることもあったので、お互い面識もありそれなりに慣れていた。何よりT君はとても人懐っこく、他人の家でも堂々と振る舞える気の大きい子だった。

とはいえ「猫は家につく」という言葉もあり、突然の住み替えで本当に不都合はないものか...?と若干の不安は持ちつつも、「いいよ、動物だーいすき」くらいの軽い気持ちでT君の受け入れに同意した。
私は当時まだ高校生、家主は母なのだ。
家主の母が良くて、家族の私も良いのならそれでよいのだろう。
※駄目です。

そして当時の私は、今ほど猫に対して別段の思い入れがなかった。