Notes vol.1
黒いポエム
↓

シーン4.

25

友人から目を離し、ふと右側の窓を見る
通りの向こうのバス停にいた高校の頃の友人が、バスの中の私に気付き、電柱に隠れ、愛ある不敵な笑いを見せ、今度は柱から姿を現し最後には普通の(不敵じゃない)笑顔を私に向けた。

バスは普通のスピードで走っているのに
私には見えた。

右を向いたままの私の周りで、その友人の名前を出して話している人たちが居ることに気付き、ふと周りを見ると友人、高校の頃の友人に、懐かしい友人達にかこまれていた。

2020年8月 3日(月) 追記
「友人」だらけで誰が誰だか…