「猫が、猫の言葉を人間に教える教科書」ではなくて「猫が、人間と暮らすコツを猫に向けて猫語で書いた(タイプした)教科書」です。
情景がありありと目に浮かび(猫により"しつけ"されている人間側の気持ちもよくわかる)、絵本のようにツルツルと読める。
「上手に家をのっとる」ためのさまざまな手練手管が網羅されています。
Silent Miaow 最強説は各国共通なのですかね。
猫の強みとして「思考が滲んじゃってる物言わぬ後頭部」ってのもあると思うんだけど猫本人は意外と気付いていないのかもしれない。愛があるとそういうポイント、いっぱいできちゃうんだよな。
ポールギャリコ読みやすかったので他にも「スノーグース」「ジェニィ」と「トマシーナ」もポチっちゃった...。捗るわぁ。
猫語の教科書(ちくま文庫) / ポールギャリコ
★★★☆☆
膝に載せる猫が居る方も居ない方も。