Review vol.2
映画はひとりで観たいので
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Orphan(エスター)

8

Orphan01 内容にさして深く関わらないアイキャッチ的グロシーン(とはいえプロローグのオチです)をトップに持ってくるゲスさ。
でもダークキャッスルだから平気でしょ?
このくらい印象付けないと「既に実子2人もいて更に養子とるぅ?」っていう感傷が拭えないからか、なんかこうアイキャッチっぷりをすんごくしたのでしょうか。

絵的なびっくり要素が欠けてしまうのでエスター画像は意図的に少なめで行きます。
エスター(原題:Orphan孤児」は、トラウマを抱えた(そしてすでに可愛らしい2人もの実子をかかえた)夫婦が孤児院の養子をとるところから始まります。厳密には全然違うんですけど概略は「グラスハウス2」の逆版です。
馬鹿っ流行ぱやりする映画はあれですけど、イマイチアレなラインの映画原題と邦題が全然違うのはなんとかなりませんものか。
以下本題。

Orphan02 Orphan03 孤児院から大人びた少女「エスター」を迎え生活を始める一家。順調に思えた巡り合わせも、小さな軋みが積み重なり生活に不穏なムードが漂う──。

Orphan04 Orphan05 エスター以外の子供達はやることなすこと歳相応、非常にそれらしくて良いです。
妹のマックスがめちゃくちゃ可愛らしい。マックスを演じる子役(Aryanaアリアーナ Engineerエンジニア)は実際にも難聴なのだそうで、手話とそれに併用する口パク感情表現もお上手なわけです。「You」の表情とかそういうの超可愛い。わたし子供苦手ですが超かわいい。
棒立ちで良さそうなシーンでも可愛らしい仕草をガンガン放出しております。(ストーリーが穏やかな序盤は。)

Orphan06 波に飲まれる(比喩です)マックス

Orphan07 追い詰められるマックス

奥さんも言ってますが鈍感なのはお父さんのみ。キーキーとした心情で一家を見届けましょう。
結末に関して「限度ってものがあるでしょうに...」感は、ホラー・スリラー界隈では良くあることと偏見が(私には)ございますので受け入れ耐性(意図的な誤字)はバッチリです。
「そう言われてみれば...あー。」という伏線回収が大好きな私は「あーあー」しましたよ、「あーあー」。「そっちかー」的な。
序盤は「なに...また悪魔憑き的な宗教観のアレ...?」とか思っちゃいましたが。
エスターはオープニングからエンドロールまでお楽しみいただけます。

ところで

Orphan_X1 エスターを孤児院から請け出す最初のシーン。ハロウィン設定とか無かったとおもうけど。

Orphan_X2 お兄ちゃん(ダニエル)がマックスの部屋に駆け込む直前のシーン。

分かり易さのため明度MAXでスクリーンかけたりしてます、元はもっと暗いシーンですの。これってダークキャッスル的な小ネタだったりしないのかしら??これと言って意味などない?(ダークキャッスルだけに。)チラッとググった限りでも誰も特に触れておらず。
2個目は特に気のせいクサいので全部気のせいとしておけばモヤモヤが多い日も安心なのですが、わたしホラーもスリラーもSFもアニメも現実もなにもかも疎く、ネタをネタと気付けず損をすることがあって切ない。
顔面ピエロメイクといったらITかジョーカーくらいしか浮かばないのです。

エスター(字幕版) エスター(字幕版)
★★★☆☆
Amazon prime video
2時間3分 / 2009 / R15